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部屋数より大切な「居場所」の考え方。家族が心地よく暮らせる間取りとは?

こんにちは、恵那市・中津川市でお家を手掛けるハヤカワホームです。家づくりを始めると、多くの方が「部屋はいくつ必要だろう」と考えます。

「子ども部屋は2部屋ほしい」
「夫婦の寝室とは別に書斎も必要」
「来客用の和室も用意したい」

家族に必要な部屋を書き出していくと、希望する部屋数は少しずつ増えていきます。しかし、部屋数が多い家が、必ずしも暮らしやすい家になるとは限りません。

家族が快適に暮らすために大切な要素は、部屋の数よりも、家族一人ひとりが心地よく過ごせる「居場所」があることです。

居場所は、壁とドアで区切られた個室だけを意味しません。リビングの窓辺、ダイニング横のカウンター、小上がりの畳スペース、廊下の本棚前、庭を眺められるベンチなども、暮らしを豊かにする居場所になります。

この記事では、部屋数より居場所を重視した家づくりの考え方や、居場所をつくる具体的な間取りの工夫を紹介します。子育て中の家族から、夫婦2人で暮らす方、将来を考えたコンパクトな平屋を検討している方まで、幅広い方に役立つ内容です。

「部屋数を増やさないと暮らしにくいのではないか」と悩んでいる方や、限られた床面積を有効に使いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

部屋数より大切な「居場所」とは?

家づくりにおける居場所とは、家族が自分らしく過ごせる場所を指します。

一般的な間取りでは、リビング、ダイニング、寝室、子ども部屋など、用途ごとに空間を分けます。しかし、実際の暮らしでは、同じ場所が複数の役割を持つことも少なくありません。

ダイニングテーブルは、食事をする場所であると同時に、子どもが宿題をする場所になります。キッチン横のカウンターは、在宅勤務や家計簿を書く場所として使えます。リビングの窓辺は、読書や昼寝を楽しむ居場所になります。

居場所を考える際は、「何部屋必要か」ではなく、「家族が家の中で何をして過ごすのか」を整理することが重要です。

部屋数を先に決めると、家族の行動を間取りへ無理に当てはめることになります。一方、暮らし方を先に考えると、家族に本当に必要な空間が見えやすくなります。
部屋数だけにとらわれず、家族構成や生活習慣に合った間取りを検討することが重要だと、住宅関連の記事でも指摘されています。

個室と居場所は同じではない

個室には、壁とドアで周囲から分けられる特徴があります。音や視線を遮りやすいため、睡眠、勉強、仕事、着替えなど、集中やプライバシーが必要な場面に向いています。

一方、居場所には、必ずしも壁やドアが必要ではありません。

リビングの一角に一人掛けの椅子を置くだけでも、落ち着いて過ごせる居場所になります。階段下にカウンターを設ければ、小さな書斎として使えます。窓の近くに腰掛けを設ければ、庭を眺めながら休める場所になります。

個室を一部屋つくる場合、一般的には4.5畳から6畳程度の床面積が必要です。廊下や収納まで含めると、個室を増やすために必要な面積はさらに大きくなります。

居場所であれば、1畳から2畳程度の小さなスペースでもつくれます。限られた延床面積でも、配置や家具を工夫することで、家族それぞれの居場所を確保できます。

居場所には家族の距離を調整する役割がある

家族が暮らす家では、家族全員が常に同じ場所で同じ行動をするわけではありません。

父親はソファでテレビを見たい日があります。母親はダイニングでコーヒーを飲みたい日があります。子どもはリビングで宿題をしたい日があります。
家族が同じLDKにいながら、それぞれ違うことをして過ごせる間取りは、家族のつながりと個人の時間を両立できます。

家族との距離が近すぎると、一人で落ち着く時間をつくりにくくなります。家族との距離が遠すぎると、会話や交流が減りやすくなります。
居場所を複数つくることで、家族は気分や行動に合わせて距離を選べます。居場所の選択肢がある家は、一つの大きな空間だけがある家よりも、暮らし方に柔軟性が生まれます。

部屋数を増やしすぎると起こりやすい問題

部屋数を増やせば、家族それぞれの個室を確保できます。しかし、部屋数を増やすことには、建築費や掃除、将来の使い方などの問題もあります。

家づくりでは、部屋を増やすメリットだけではなく、長期的な負担まで考える必要があります。

建築費が増えやすい

部屋数を増やすためには、住宅全体の延床面積を広げる必要があります。
一部屋を増やす場合、部屋の床面積だけでなく、壁、ドア、窓、照明、コンセント、空調、収納なども必要です。部屋まで移動する廊下が増える場合もあります。

仮に6畳の個室を一部屋増やすと、約9.9平方メートルの床面積が追加されます。収納や廊下を含めると、必要な面積が10平方メートルを超えることもあります。
建物が大きくなれば、基礎、屋根、外壁、内装などの施工面積も増えます。土地の条件によっては、希望する部屋数を確保するために、より広い土地が必要になる場合もあります。

部屋を増やす前に、「一部屋が本当に必要なのか」「別の場所と兼用できないか」を検討することが大切です。

掃除や管理の負担が増える

使う回数が少ない部屋でも、定期的な掃除と換気が必要です。
来客用として和室をつくったものの、来客が年に数回しかないケースがあります。独立した書斎をつくったものの、実際にはダイニングで仕事をするケースもあります。

使用頻度が低い部屋は、物置になりやすい傾向があります。空いている床に荷物を置き始めると、収納する物の量も増えやすくなります。
部屋数が増えるほど、床、窓、照明、エアコンなど、掃除や点検が必要な場所も増えます。家族が年齢を重ねた後も管理できる規模かどうかを考える必要があります。

冷暖房の効率が下がる場合がある

個室が多い家では、家族が別々の部屋で過ごす時間が長くなることがあります。

夏に家族4人が4つの部屋で過ごせば、それぞれの部屋でエアコンを使う可能性があります。冬も個室ごとに暖房が必要になる場合があります。

家族が主に一つのLDKで過ごせる間取りであれば、冷暖房を使う範囲をまとめやすくなります。ただし、広いLDKや吹き抜けを設ける場合は、断熱性能や日射、空調計画も同時に検討しなければなりません。
部屋数を減らすだけで光熱費が必ず下がるわけではありません。住宅性能と間取りを一緒に考えることが大切です。

家族構成が変わると使わない部屋が生まれる

子ども部屋が必要な期間は、長いようで限られています。子どもが小さい時期は、寝るときも遊ぶときも親と一緒に過ごす家庭が多くあります。
子どもが個室を本格的に使い始める時期を小学校高学年とし、18歳から22歳で家を出ると考えると、子ども部屋を主に使う期間は10年前後になる可能性があります。

一方、住宅には30年、40年、50年と住み続けます。子どもの独立後に個室が余ると、物置になる場合があります。
空いた部屋を趣味室や客間として活用できれば問題ありませんが、用途を変更しにくい間取りでは、使わない床面積だけが残ります。
子どもの成長に応じて間仕切りを追加できる部屋など、将来の変更を見越した可変性も重要です。

居場所を大切にした家のメリット

居場所を大切にした間取りには、住宅の面積を抑えやすいこと以外にも複数のメリットがあります。
家族の過ごし方を基準に間取りを考えるため、生活に合った家になりやすい点も大きな特徴です。

家族が自然に集まりやすい

LDKに複数の居場所があると、家族が同じ空間で別々の行動をしやすくなります。
子どもがダイニング横のカウンターで宿題をしている間に、親はキッチンで料理ができます。もう一人の家族はソファで本を読めます。家族全員が同じことをする必要はありません。

家族が同じ空間にいれば、短い会話も生まれやすくなります。子どもの表情や行動も見守りやすくなります。
個室に集まるよう声をかけなくても、居心地のよい場所へ自然に家族が集まる状態が理想です。

限られた面積を有効に使える

居場所は、部屋の中心だけでなく、窓辺、壁際、階段下、廊下などにもつくれます。
幅120センチメートル程度のカウンターがあれば、一人分の作業場所として利用できます。奥行き45センチメートルから60センチメートル程度を確保すると、ノートパソコンや教科書を置きやすくなります。

1.5畳から2畳程度のヌックがあれば、読書、昼寝、子どもの遊び場などに使えます。ヌックは、広い個室を増やさなくても、一人で落ち着ける居場所をつくりやすい方法です。
住宅の面積を広げるのではなく、使われていない場所を生かすことで、コンパクトな家でも豊かな暮らしを実現できます。

暮らしの変化に対応しやすい

固定された個室には、決められた用途が生まれやすくなります。
一方、オープンなカウンターや畳スペースは、家族の変化に合わせて用途を変えられます。
子どもが小さい時期は遊び場として使い、就学後は勉強場所として使えます。子どもが独立した後は、夫婦の趣味スペースや来客用の場所として使えます。

造り付けの家具を設ける場合も、用途を限定しすぎない設計が大切です。固定式の学習机ではなく、仕事、読書、裁縫にも使えるカウンターにすると、長期間活用できます。

家族一人ひとりの満足度を高めやすい

家族全員が快適と感じる場所は、必ずしも同じではありません。
日当たりのよい場所を好む人もいれば、少し暗くて落ち着く場所を好む人もいます。テレビの近くが落ち着く人もいれば、音が少ない場所を選びたい人もいます。

家の中に性格の異なる居場所が複数あれば、家族は気分に合わせて過ごす場所を選べます。
大きなリビングを一つつくるだけではなく、明るい窓辺、落ち着いた壁際、庭とつながる場所など、居心地の違う場所をつくることが重要です。

居場所を重視する間取りのデメリットと注意点

居場所を重視した間取りにも、注意点があります。
小さなスペースを多くつくりすぎると、用途が分かりにくくなります。オープンな居場所では、音や視線が気になる場合もあります。

家族の暮らし方に合わない居場所をつくらないためには、設計段階で具体的な使い方を考える必要があります。

音と視線を完全には遮れない

LDK内のワークスペースでは、キッチンの音、テレビの音、家族の会話が聞こえます。
短時間の作業や子どもの宿題には向いていますが、オンライン会議や長時間の集中作業には向かない場合があります。

仕事で毎日数時間のオンライン会議を行う方には、ドアを閉められる書斎が必要です。一方、週に1回程度、30分から1時間の事務作業をする方には、LDKのカウンターでも十分な場合があります。
居場所を計画するときは、利用時間、音の大きさ、必要なプライバシーを確認することが大切です。

家具を置くと通路が狭くなる場合がある

図面上では十分な広さに見えても、椅子や収納家具を置くと、通路が狭くなることがあります。

カウンター用の椅子を引くためには、カウンターの端から壁や家具まで、少なくとも75センチメートルから90センチメートル程度の空間を確保したいところです。家族が椅子の後ろを頻繁に通る場合は、さらに余裕が必要です。

ヌックやベンチを動線上につくると、人が座っているときに通行しにくくなることがあります。
間取りを考える際は、家具を置いた状態で人が歩けるかどうかを確認してください。

収納が不足すると居場所が物置になる

居場所の近くに収納がないと、使った物が出しっぱなしになりやすくなります。
学習カウンターには、教科書、文房具、学校からの書類などが集まります。読書用のヌックには、本、毛布、クッションなどが集まります。

使う物を片付ける場所が離れていると、片付けの負担が増えます。居場所をつくる際は、居場所で何を使うのかを考え、必要な収納を近くに設けることが重要です。
カウンター下の引き出し、壁面の本棚、ベンチ下収納などを組み合わせると、居場所を整えやすくなります。

コンセントや照明の計画が必要になる

居場所を計画しても、コンセントや照明がなければ使いにくくなります。
ワークスペースでは、パソコン、スマートフォン、プリンター、デスクライトなどの電源が必要です。読書用の居場所では、手元を照らす照明が必要です。

昼間は明るい窓辺でも、夜になると照度が不足する場合があります。窓が近すぎると、パソコンの画面に光が映り込むこともあります。
家具の配置を決めたうえで、コンセントの数、高さ、照明の位置を計画することが大切です。

家族の居場所をつくる具体的な間取りアイデア

居場所は、広い床面積がなくてもつくれます。
家族の行動を細かく整理すると、今まで通路や余白として考えていた場所にも、新しい役割を持たせられます。

リビングに窓辺のベンチをつくる

リビングの窓辺にベンチを設けると、外を眺めながら過ごせる居場所になります。
ベンチの奥行きは45センチメートルから60センチメートル程度あると、腰掛けやすくなります。クッションを置けば、読書や昼寝も楽しめます。

ベンチ下を収納にすると、子どものおもちゃ、季節用品、ブランケットなどを片付けられます。
窓辺のベンチは、ソファとは違う向きで過ごせるため、リビングの中に居場所の選択肢を増やせます。

ダイニング横に多目的カウンターを設ける

ダイニング横のカウンターは、家族全員が使える居場所になります。子どもの宿題、親の仕事、家計簿、裁縫、趣味など、幅広い用途に使えます。

2人が並んで使う場合は、幅180センチメートル前後を目安にすると、1人当たり約90センチメートルを確保できます。短時間の利用が中心であれば、1人当たり75センチメートル程度でも使えます。
キッチンから見える位置に設けると、料理をしながら子どもの宿題を見守れます。

リビングの一角にヌックをつくる

ヌックは、LDKの一角や階段下などにつくる、小さく落ち着いた居場所です。
壁や天井の一部で囲まれた空間は、広いLDKとは異なる安心感を生みます。完全な個室ではないため、家族の気配も感じられます。

床を一段上げる、天井を少し低くする、壁の色や素材を変えるなどの方法で、空間を緩やかに分けられます。
ヌックの用途を限定しすぎず、読書、子どもの遊び、昼寝、趣味などに使える形にすると、家族構成が変わっても活用できます。

小上がりの畳スペースをつくる

小上がりの畳スペースは、座る、寝転ぶ、遊ぶ、洗濯物をたたむなど、複数の行動に対応できます。
子どもが小さい時期は、遊び場や昼寝の場所になります。来客時には、腰掛けてもらう場所としても使えます。

段差の高さを30センチメートルから40センチメートル程度にすると、ベンチのように腰掛けやすくなります。段差部分に引き出し収納を設ける方法もあります。
一方、段差は転倒の原因になる場合があります。小さな子どもや高齢者がいる家庭では、段差の高さや位置を慎重に検討してください。

廊下やホールを読書スペースにする

廊下やホールは、移動だけに使われることが多い場所です。廊下の幅や明るさに余裕がある場合は、本棚やベンチを設置できます。家族共有の本棚をつくると、廊下が小さな図書スペースになります。

個室の中に本棚を分散させるよりも、家族が本を共有しやすくなります。ただし、避難経路や通行幅を妨げないように計画する必要があります。

キッチンの近くに家事用の居場所をつくる

キッチンの近くに小さなカウンターがあると、家事の合間に使える居場所になります。
献立を考える、学校からの書類を確認する、スマートフォンを充電する、家計簿をつけるなど、短時間の作業に便利です。

独立した家事室を設けなくても、幅90センチメートルから120センチメートル程度のカウンターで必要な役割を果たせる場合があります。
家事用の居場所をつくることで、ダイニングテーブルに書類や小物が集まる状態も防ぎやすくなります。

庭やウッドデッキも居場所として考える

居場所は、住宅の室内だけにつくるものではありません。
リビングから出入りできるウッドデッキや、軒下のベンチも、家族の居場所になります。
室内と屋外がつながると、実際の床面積以上の広がりを感じやすくなります。天気のよい日は、食事、読書、子どもの遊びなどを屋外で楽しめます。

恵那市・中津川市では、山や庭の景色を生かせる土地も多くあります。窓から見える景色や日当たり、道路からの視線を確認しながら、屋外の居場所を計画することが大切です。

家族に必要な居場所を見つける方法

居場所を重視した家づくりでは、家族の生活を具体的に整理する必要があります。
「おしゃれなヌックがほしい」「大きなカウンターがほしい」という希望だけで決めると、実際には使わない場所になる可能性があります。

家族が現在どのように過ごしているのかを確認することから始めましょう。

家族の1日の行動を書き出す

平日と休日の行動を、起床から就寝まで書き出します。
朝6時30分に起床し、7時に朝食を食べる。子どもは16時に帰宅し、17時から宿題をする。親は20時から30分程度、パソコンで作業をする。

具体的な時間と行動を書き出すと、必要な場所と使用時間が見えます。
毎日30分だけ使う場所のために6畳の個室をつくる必要はないかもしれません。一方、毎日6時間以上使う在宅勤務の場所には、独立した書斎が必要かもしれません。
利用頻度と利用時間を整理すると、個室とオープンな居場所を使い分けやすくなります。

現在の住まいで家族が集まる場所を確認する

家族が現在どこで過ごしているかを確認してください。
広いソファがあるのに、家族がダイニングに集まる家庭があります。子ども部屋があるのに、子どもがリビングで宿題をする家庭もあります。

家族が自然に集まる場所には、集まる理由があります。
キッチンにいる家族と会話できる、窓から景色が見える、室温が快適、物を取りやすいなど、理由を細かく確認します。
現在の暮らしで心地よいと感じている要素を、新しい家の間取りに取り入れることが大切です。

家族それぞれに一人で何をしたいかを聞く

家族が一緒に過ごす時間だけでなく、一人で過ごす時間も考えます。

「本を読みたい」
「音楽を聴きたい」
「ゲームをしたい」
「仕事に集中したい」
「庭を眺めながらコーヒーを飲みたい」

家族によって、求める環境は異なります。一人で過ごすために個室が必要なのか、LDKの端にある小さな居場所で足りるのかを確認します。
家族の要望を部屋名に変換せず、行動として整理することが重要です。

10年後と20年後の暮らしを考える

新築時点の家族構成だけで間取りを決めると、将来使いにくくなる場合があります。
10年後には、子どもが成長して個室を必要とするかもしれません。20年後には、子どもが独立して夫婦2人の暮らしになるかもしれません。

広い一室を将来2部屋に分けられるようにする方法があります。反対に、子どもの独立後に間仕切りを外し、趣味室やセカンドリビングとして使う方法もあります。
照明、コンセント、窓、ドアの位置をあらかじめ計画しておくと、将来の間取り変更に対応しやすくなります。

部屋数より居場所を大切にするLIMINIの家づくり

部屋数より居場所を大切にしたい方には、平屋という選択肢があります。
平屋は、LDK、寝室、水回りなどが同じ階にあります。階段や2階ホールが必要ないため、移動のためだけに使う床面積を抑えやすくなります。
家族の居場所が近い距離に集まるため、家族の気配を感じやすい点も平屋の特徴です。

LIMINIは、ひとり暮らしや夫婦2人の暮らしをはじめ、さまざまなライフスタイルに合わせて、ミニマルに暮らすことを考えた平屋のパッケージ商品です。公式サイトでは、「ひとりでも、ふたりでも、ミニマルに住まう究極の平屋」という考え方が紹介されています。

LIMINIは部屋名に暮らしを合わせない

一般的な間取りでは、「LDKは何畳」「寝室は何畳」「子ども部屋は何部屋」と考えます。
LIMINIでは、部屋を細かく区切ることよりも、限られた空間をどのように使うかを大切にします。

広い一室の中に、食事をする場所、くつろぐ場所、仕事をする場所、趣味を楽しむ場所をつくれば、複数の個室を設けなくても、それぞれの行動に合った居場所を確保できます。
壁の代わりに家具、床の高さ、照明、素材などを使って空間を分けることで、住宅全体に広がりも生まれます。

小さな家だからこそ居場所の質を高められる

住宅の面積を抑えることは、我慢を意味するわけではありません。使わない客間や長い廊下を減らし、毎日使うLDKや収納、窓辺に面積と予算を配分できます。

家全体を大きくする代わりに、座り心地のよいベンチをつくる。使いやすいカウンターを設ける。庭を眺められる大きな窓を計画する。
家族が長く過ごす居場所へ重点的に予算を使うことで、コンパクトでも満足度の高い家を目指せます。

家族構成の変化にも対応しやすい

LIMINIのようなシンプルな平屋は、暮らし方の変化に合わせて使い方を変えやすい特徴があります。
夫婦2人で暮らしている間は、余白を趣味や仕事の場所として使えます。家族が増えた場合は、家具や間仕切りによって居場所を分けられます。

子どもが独立した後は、再び夫婦2人の暮らしに合わせて使えます。
用途を固定した部屋を増やすのではなく、暮らしに応じて使い方を変えられる余白を残すことが、長く快適に暮らすためのポイントです。

部屋数と居場所のバランスを考えよう

部屋数が不要という意味ではありません。睡眠、着替え、オンライン会議、受験勉強など、音や視線を遮りたい行動には個室が必要です。家族の生活時間が大きく異なる場合も、個室が役立ちます。

大切な考え方は、すべての行動に個室を用意しないことです。個室が必要な行動と、オープンな居場所で十分な行動を分けると、家族に合った部屋数が見えてきます。

例えば、夫婦と子ども2人の4人家族でも、必ずしも4LDKが必要とは限りません。
子どもが小さい間は一つの広い部屋を共有し、成長後に2部屋へ分ける方法があります。親の仕事が短時間であれば、独立した書斎ではなくLDKのカウンターを使えます。来客が少なければ、客間をつくらず、畳スペースやリビングで対応できます。

部屋数を減らすことを目的にするのではなく、家族が快適に過ごせる場所を必要な分だけつくることが重要です。

まとめ

家づくりでは、「何LDKにするか」「子ども部屋をいくつつくるか」という部屋数に目が向きやすくなります。
しかし、家族の暮らしやすさを決める要素は、部屋の数だけではありません。

家族が一緒に過ごせる場所。
一人で落ち着ける場所。
仕事や勉強に集中できる場所。
庭や景色を眺めながら休める場所。

家族一人ひとりに合った居場所があることで、限られた床面積でも豊かな暮らしをつくれます。

部屋数を増やす前に、家族の1日の行動、使用時間、必要なプライバシー、10年後や20年後の暮らしを考えてみましょう。
個室が本当に必要な行動には個室を用意し、短時間の作業や家族と緩やかにつながりたい行動には、LDKのカウンター、ヌック、窓辺のベンチなどを活用します。

LIMINIのようなミニマルな平屋は、部屋数に暮らしを当てはめるのではなく、家族の暮らし方に合わせて居場所をつくる家です。
住宅の大きさや部屋数だけではなく、毎日どこで、誰と、どのように過ごしたいかを考えることが、後悔しない家づくりにつながります。

中津川市・恵那市で新築一戸建て住宅・注文住宅を検討している方は、是非この記事を参考にしてください!
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